医院紹介

このたび内科・循環器内科クリニックを開院することとなりました。

私はこれまで、大学病院や地域の中核病院にて、循環器内科医として主に心臓カテーテル治療に従事し、多くの急性心筋梗塞や狭心症、不整脈、心不全の患者さまと向き合ってまいりました。

心臓に関わる病気は、まさに命に直結することが多く、一瞬の判断がその後の人生を大きく左右することもあります。そうした現場に数多く立ち会いながら、医師としての責任の重さ、そして命の重さを、身をもって実感してきました。

私がこれまで大切にしてきたのは、「医療は信頼関係の上に成り立つもの」であるという信条です。

どれほど技術や知識を磨いても、患者さまとの間に信頼がなければ、真に良い医療は実現しないと考えています。

診察室での数分の会話が、患者さまの安心や前向きな気持ちにつながることもあれば、逆にほんの小さな不安や疑問が、治療への不信につながってしまうこともあります。

そのため私は常に、患者さまと同じ目線で話し、一方的な説明ではなく、どのような病気なのか、なぜ治療が必要なのか、わかりやすく丁寧に、そして納得できる治療を一緒に考える姿勢を持ち続けたいと思っています。

循環器疾患は慢性化しやすく、定期的な診察や生活習慣の見直しがとても重要です。

高血圧や脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病はもちろん、動悸や息切れ、胸の痛みなど、日常で気になる体のサインを見逃さず、早期に適切な対処をすることが、命を守る第一歩です。

だからこそ、「ちょっと気になるから相談してみよう」と思っていただけるような、身近で親しみやすいクリニックでありたいと考えています。

地域の皆さまにとって、心の通った医療を提供できる存在となれるよう、これからも努力を継続し、誠実に診療と向き合ってまいります。些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。どうぞよろしくお願いいたします。